Google(米国)が、2014年に導入したスマホでの検索結果上に表示していた、スマホ対応ラベルを終了することを発表しました。
スマホ対応ラベルは、ユーザーがスマホで検索を行なった際の検索結果に表示されているウェブサイトが、スマホでの表示に対応している場合に表示される目印のようなものでした。
スマホでの検索増加に伴い、よりユーザーが閲覧しやすいサイトであるようにとの考えから導入されたものでした。
今回、スマホ対応ラベルの表示を終了する理由について、Googleは現状において85%のウェブページがその条件を満たしているということを上げています。
今後もスマホ対応か否かどうかを検索ランキングの指標の一つとすることは変りませんが、検索結果上での「スマホ対応」という表示は一先ず終了ということになります。
ただ、今後もGoogleが提供している「モバイルフレンドリーテスト」は引き続き利用できるとのことで、サイトをウェブ上に公開していく側としては、しっかりと対応状況をチェックする必要性は今後も続きます。
スマホ対応してないサイトにもニーズがある現実
Googleが推奨しているモバイルフレンドリーですが、大多数のユーザーがスマホでの表示に最適化されたウェブサイトを閲覧する中、PCサイトの状態での閲覧の方が見やすいという意見も少なからずあります。
拡大・縮小を行なわない縦スクロールのスマホ対応サイトよりも、最近のディスプレイサイズが大きなスマホの場合、拡大・縮小しながらの方が見やすく欲しい情報が探しやすいという事です。
このあたりについては、分かる気もします・・・。
情報量の多いサイトの場合、それなりのスクロールを必要とします。
指1本で出来る操作ではありますが、スクロールによって、欲しかった情報を先送りしてしまうということもあると思います。
そういった意味では、スクロールしない状態の画面上で多くの情報を目にすることが出来るPCサイトは便利だという意見も頷ける点もあります。
先ほども申しました様に、ここ最近のスマホは、ほぼタブレットといってもよい大きさになっています。
中には、通話中に腕が疲れてしまうのではないかと心配になるくらいのサイズのスマホもあります。
そこまで大きければ、PC用のレイアウトでも閲覧はあまり苦痛ではないのも納得です。
モバイル用の回線スピードが大きく向上しているのですから、表示速度もほとんど気にならないはずです。
そう考えると、スマホ非対応のサイトでも順位変動の余波を受けていないものが多く見受けられるのは、必要とされているからということなのでしょう。
Googleがそこまで想定していたのかどうかは知りませんが(苦笑)