タイトルの出だしは、比較的高めの年齢層の方はどこかで聞いたようなフレーズかもしれません。
ホームページやブログなどがあるのが当たり前の世の中ですが、そもそも日本で最古のホームページはいつのものかといえば、1992年9月とされています。
世界最古となると1990年11月とされているため、その歴史は27年が経とうとしています。
ちなみに、近年は「GoogleChrome」に押され気味とは言え、日本のWindowsPCで多く利用されているウェブブラウザ「IE(インターネットエクスプローラー)」が誕生したのは1995年8月です。
27年前のホームページと現代のホームページを比べるのはナンセンスなお話ではありますが、5年〜10年前くらいのものと比べてみても、案外大きく変わっていたりします。
企業やお店など、リニューアルを行うと時が経つとともに以前のホームページの印象は記憶から消えていくことになりますが、「前のってどんな感じだったけ?」とふと思い返したりする方も少なくないかもしれませんし、少ないかもしれません・・・。
中には、リニューアル前の状態をキャプチャーして保存されているケースもあると思いますが、あえて昔と今を比べて盛り上がるようなことはほぼないと思われます。
それでも、ふとした瞬間「昔のホームページ、なんか見たいかも」となるかもしれません。
そんな時に、自社(自店)のホームページの歴史を辿るために使えるサイトがあります。
WayBack Machineで昔の自分に再会する・・・
過去のホームページなどを「文化遺産」として考える素敵な方や企業が世界にはあるのです。
そのため、これまで膨大な数が誕生しているホームページを収集して保存してくれるアーカイブサービスが存在します。
その中でも特に情報量で飛び抜けているのが、『WayBack Machine(ウェイバックマシン)』です。
「Internet Archive」という団体が運営しており、1998年以降の世界中のホームページを収集しており、そこには日本のものも含まれます。
残念ながら海外のサイトでありますので、英語表記となりますが、使い方は至って簡単です。
『WayBack Machine』にアクセスし、トップページの上段にある検索窓に過去のホームページを調べたいところのURLを入力します。
例えば、とてもベタですが「ヤフージャパン」のトップページURLを入れてみます。
そして、検索窓の右にある「BROWSE HISTORY」をクリックします。(もしくはエンターキー)
すると画面上に、西暦が横並びのグラフ上になったものと、すぐ下に月ごとのカレンダーが表示されます。
仮に2008年を選んだとします。
すると、その下の月別カレンダーの日付にいくつか色付きの丸枠があります。
この印が、WayBack Machineでアーカイブ(保管)されていることを表しています。
2008年のMAR(3月)の9日をクリックしてみます。
なんということでしょう。
言葉になりません。
その枠組みこそ、面影がしっかりありますが、2017年現在のもとのはやはりデザインなど大きく違います。
ちなみに、ヤフージャパンで一番最古のアーカイブ情報は、1996年11月20日で、そちらを見てみます。
これまたなんということでしょう。
これこそ言葉になりません。
ほぼテキストです・・・。
当然といえば当然なのですが、インターネットの速度など環境が現在とはあまりにも違いすぎることもあり、トップページには画像がほとんどありません。
「まだ画像があまり入れられない」20年以上前はそういう時代だったのです。
こんな風に「あの時サイトは若かった・・・」と時に振り返ってノスタルジックに浸ってみるのもたまには悪くないのかもしれません。
ちなみに、現時点で最大の情報量を誇るであろう『WayBack Machine』でも、日本のものとなると、情報の収集ができていない可能性がそれなりにありますので、あまりにも過去のものはアーカイブされていないかもしれませんので。