2018年10月、Adobeが自社のクラウドサービス『Adobe Creative Cloud』の最新版、『Adobe Creative Cloud 2019』を公開しました。
世界中で多くのクリエイターが愛用する「Photoshop」や「Illustrator」をはじめととしたソフトがより便利になるアップデートではありますが、嬉しいことばかりではない事態となっています。
『Adobe Creative Cloud 2019』の一部ソフトのメモリ推奨環境において、これまでの2倍が必要となったのです。
たとえば「Illustrator CC」の場合、バージョン2018では最小メモリ容量2GB/推奨メモリ容量8GBだったのが、最小メモリ容量4GB/推奨メモリ容量にいたっては16GBまで増量しています。
動画編集ソフトである、「Premiere Pro CC」では、最小メモリで16GBを要求。
推奨メモリ容量は、32GBまで大幅アップ。
「Premiere Pro CC」は、2018でも推奨メモリが16GBとなるなど、ハイスペックを要求するソフトでしたが、MacBook Proでも旧製品では推奨スペックを満たさないケースもかなり多いと思います。
これらのことから、『Adobe Creative Cloud 2019』を利用するユーザーは、メモリの増設かPCの買い替えが避けられない可能性が高いことになります。
もしくは最新バージョンへのアップデートをしばらくは見送った方がよいでしょう。(2018でも十分に高機能ですから)
個人的には、「Photoshop CC」と「Illustrator CC」がメインで、「Premiere Pro CC」を利用する機会はそれほど多くなかったのですが、動作の影響も考慮しソフト別にアップデートの有無を判断することにします。