今や検索エンジンとして大きなシェアを占めるGoogle。
Yahoo!で検索していても、実際に使っているのはGoogleの検索エンジンです。
スマホでもそのシェアは大きなものになっています。
そんなGoogleが一貫して言い続けているのは、「検索ユーザーにとって役立つコンテンツを届ける」ということです。
そのために検索アルゴリズムは随時変化を見せ、時と場合によっては大幅な順位変動を見せることもあります。
昨年、2015年に大きな注目を集めた「モバイルフレンドリー」
実際にどれくらいの動きが検索結果に現れるのか気を揉んだものですが、モバイルフレンドリー実施後の検索結果における影響は、全体の1割程度にとどまったと見られています。
確かに、実施後の動きをみても静かな変化といったところで、驚くような順位変動などは見受けられませんでした。
そんなモバイルフレンドリーですが、Googleは2016年中によりユーザビリティの向上を目指していくものと思われます。
2016年のモバイルフレンドリーのあり方とは?
2015年は、モバイル(スマホ)でも見やすいサイト作りという意味合いが強かったのですが、2016年においては、「モバイルユーザーにはモバイルユーザーが求めているコンテンツを、PCユーザーにはPCユーザーが求めているコンテンツを提供していくことが、真のモバイルフレンドリー」となると言われています。
Googleが常々口にする「ユーザビリティ」
小手先の施策ではなく、ユーザーの求める情報をしっかりと届けることを続けるのが、質の高いコンテンツとして評価される流れはさらに進むと思われます。
近い将来、「SEO」という言葉は死語になっていてもおかしくないのかもしれません。
「顧客満足度」とよく客商売では言われますが、「検索顧客満足度」を高めることがGoogleの使命であり、検索エンジンの役割。
ユーザーの問いに対し、的確な答えを返してくれるコンテンツを提供しているウェブサイトを検索結果へと反映させるために、今年はさらに大きなアルゴリズムの変動も考えられます。
となれば、その検索結果に表示されるウェブサイト(ホームページ)であるために、2016年はさらに額に汗をかく必要がありそうです・・・。
と言うとなんとも気が重い事のようですが、やることはとてもシンプルで、先ほどからお伝えしておりますように、「求められている事に対して解決に繋がる情報を検索ユーザーに提供する」
そこを常に意識して頂ければ方向性としては間違っていませんので、ユーザーを想像しながら地道に取り組むのが吉となります。
もちろん、 見た目もキレイであることに越した事はありませんし、PCとスマホでレイアウトなどコンテンツを認識しやすいように整える必要性はさらに追求すべきかもしれません。
しかし、それ以上に人間と同じく中身が重要ということになります(汗)
検索するのも人間で、検索結果に出ているウェブサイトも人が作るものですから当然と言えばそうなのですが。
PS. 余談ですが、今月の始め頃にGoogleは「ウェブマスター向け公式ブログ」において、リンクプログラムの対策を行った事を明らかにしました。
Google では検索ユーザーの皆さんに、より良い検索結果を届けるために日々いろいろな取り組みをしています。例えばウェブマスター向けガイドラインを設定し、これに違反するようなサイトに対策を施すのもその一つです。
この一環として、Google ではこの度、検索結果を不正に操作するためにリンク プログラムに参加しリンクの売買を行っていた日本語のいくつかのサイト ネットワークに対して対策を施しました。この中にはウェブマスター向けガイドライン違反を繰り返しているサイトも含まれていたため、通常よりも厳しい対策を施したケースもあります。
Googleは以前から有料での被リンクを好ましくないとしていました。
ここ数年で、一段とそれらの行為に対してペナルティを科すという厳しい姿勢は明らかとなっていましたが、そういった行為を行っているケースが後を絶たないというのも事実です。
くれぐれも被リンクの購入に予算など使わないようにお気をつけ下さい。
甘い言葉での勧誘があちらこちらからあるかもしれませんが(汗)
そこにかける予算があるのでしたら、リスティングなどの広告費やサイト運営に関わるスタッフの方の福利厚生にお使い下さい・・・。