先月からGoogleの「キーワードプランナー」において仕様変更があり、キーワードごとの月間検索ボリュームの表示方法が変更されました。
これまでは、10,550とか、具体的な数字が表示されていたのですが、現在は「1,000〜1万」とか、かなり幅が広いです・・・。
1,000と10,000、10,000と100,000では違いが大きすぎです。
アバウトすぎる表示に困惑してしまいます(苦笑)
併せて、同時に表示されていた月ごとの平均検索数を表すグラフも消える事となりました。
今回の変更では、Googleの「キーワードプランナー」では、Adwords(Googleの検索広告)で広告費を投入しているアカウントでログインしている場合は、具体的な数値が表示される仕様になってしまったという可能性が高いようです。
要は、「お金を払えば今まで通り使える」ということになりますね。
キーワードプランナーは、無料で使用できるツールという事がメリットでもありましたが、それがデメリットにもなるといいますか、「タダで使わせてもらってるんで何も言えね」といった感じです。
ちなみに、月間のキーワード毎のボリュームをグラフでチェックというところについては、「Googleトレンド」がありますので、一先ずそちらについては問題はないと思います。
Googleキーワードプランナーは、Googleのアカウントさえあれば手軽に使えるツールだっただけに、今回の仕様変更は残念ではありますが、狙いたいキーワードの検索がある程度あるのか否かをざっくり確認するくらいであれば、これまで通り無料でも使えますので、良しとするしかありません。
そもそも、重要なのは検索数ではなく、検索の意図になりますので、数が多ければいいというものでもありません。
その検索キーワードにどういう思いがあるかを見極める事が重要です。
Yahoo!キーワードアドバイスツールよお前もか!
キーワードツールについては、Googleだけでなく、Yahoo!にも「キーワードアドバイスツール」というものがありますが、ここにきて、Googleに追随するかのように、こちらも仕様変更で詳細な検索数が表示されなくなったようです。
従来は、キーワードの横に「月間検索数」がPCやスマホといったデバイス別に表示されていました。
ところがここにきて、月間検索数の項目が消えてしまったのです。
Googleのキーワードプランナーどころではなく、アバウトな検索数すら表示されないという問答無用の仕様変更です(苦笑)
こうなると、Yahoo!の「キーワードアドバイスツール」では、どれくらい月に検索されているのかを知りたくても、キーワードのボリュームが全く分からない?となります・・・
そこについては、全く分からないと言う訳ではなく、Googleのキーワードツール同様、ざっくりとならば確認はできます。
そのためには、推定インプレッション数をまず確認します。
推定インプレッション数とは、そのキーワードで検索された際に、検索結果に広告が表示された1日あたりの回数を示した推定値になります。
※広告がクリックされた回数ではありません。
こちらの数値に、1ヶ月分として、30日、もしくは31日をかけることでざっくりとした月間の検索ボリュームは把握できます。
(例)1230 X 30= 36900/月間検索回数
これらの事を踏まえていきますと、使い方としては、Yahoo!の推定インプレッション数を元に月間検索数のざっくりとした数値を弾いて、Googleのキーワードプランナーの、「いくらからいくらの間」というアバウトな数値と比較してみれば、それなりに参考にする事はできなくはありません。
あくまでも参考であって、それ以上になることはありませんが、ないよりマシくらいのところでキーワードツールは活用していくのが良いのではないでしょうか。
先ほども申しましたが、重要なのは「検索数」ではなく「検索の意図」になります。
検索数が少なくても、その検索の意図が明確であればある程、濃い見込み客と言えます。
このあたりのお話については、また改めてご紹介できればと思います・・・。