10月5日(日本時間で10月6日)に4回目の命日を迎えた、アップルの共同創業者、故スティーブ・ジョブズ。
もう4年経つのかと思うと同時に、どうしても、「今のアップルの経営方針や商品デザインなど、ジョブズが見たらどんな反応を見せるのだろう?」と考えてしまいます・・・。
そんな、偉人の命日ということもあってか、スティーブ・ジョブズのとある逸話が、今改めてちょっとした話題となっています。
ジョブズの愛車ベンツにナンバープレートがない理由
スティーブ・ジョブズの愛車は、晩年においてはベンツでした。
出典:http://iphone-mania.jp/news-88304/
メルセデス SL55 AMGというモデルで色はアップルだけに?シルバーでした。
このジョブズのベンツは、なぜかナンバープレートがついていないものでした。
もちろん、アップルの本社があり、ジョブズが暮らしていたアメリカのカリフォルニア州でも、車両にナンバープレートがないのは違法行為にあたります。
しかし、実際にジョブズはナンバープレートのついていないメルセデスベンツに乗っていました。
一説には、毎回違反の罰金を支払っていたといったセレブ説や、著名人だけになにかしら特別な許可を得ていたという話から、運がよくて警察に見つからなかったという説まで出た事がありました・・・。
しかし、ナンバープレートをつけていなくてもジョブズがベンツに乗れたその理由は、カルフォルニア州の法律を巧みについた彼なりの遊び心でした。
それは、同州では、ナンバープレート交付前の新車に限り、最大で半年間はナンバーを装着しなくてもいいという法律があるのです。
そのため、ジョブズは、リーズ会社へ話をつけることで、半年毎に、シルバーの「メルセデス SL55 AMG」を手配していたそうです。
その結果、ナンバープレートを装着する義務を免除されていたということになります。
この話は、そこだけにとどまらず、メルセデスは半年おきに高級車の契約がジョブズから入り、しかも引き取った中古車は、「スティーブ・ジョブズが前オーナー」とPR出来るので、高値で販売できるというオイシイお話でもありますし、購入者の優越感も半端ないものでしょう(苦笑)
このあたりは、さすがというか豪快かつ理解不能な逸話と言えるのかもしれません。
ジョブズのベンツで結局謎なままの事・・・
スティーブ・ジョブズのベンツにナンバープレートがなくても大丈夫な理由が豪快すぎるのはよく分かりますが、2つだけ分からないことがあります。
「なぜナンバープレートをつけたくないのか?」
「なぜ障害者用の駐車スペースに停めているのか?」
ということです。
そもそも、なぜナンバープレートをつけたくないのかについては、なんだか明確には分からないように思います。
法の隙をついた遊び心、ゲーム的というかイタズラ心というか・・・。
それ以上のことがあるのかは結局、今となっては分からずじまいですが、もしかして「ナンバープレートがあると美しくない」とか「ナンバープレートそのもののデザインが嫌い」とか思ったりもしていたのでしょうか?
そしてもうひとつの、なぜ障害者用の駐車スペースに停めているのか?という事。
上記の写真にあるように、なぜかジョブズは、アップル本社の駐車スペースの「障害者用駐車スペース」にベンツを停めています。
こちらについては、「ルールを破りたいだけ」といった説もありますが、いくら変人ジョブズでも、そこまで型破りなのでしょうか・・・。
公式伝記である「スティーブ・ジョブズ」の著者、ウォルター・アイザックソンが、かつて、「ジョブズは自分に適用されるルールに無頓着だった」と語ったことがありましたが、なんとも言いようがありませんね・・・。
確か、ジョブズは2009年の春頃に「肝臓移植手術」を受けています。
もしかしたら、その事と何かしら関係があるのでしょうか?
しかし、こちらについても今となっては謎のままということになります。
何せ、真実はジョブズ自身しか知らないのですから、今となっては本当の理由を知る由もありません。
でも、こうやって、毎年命日には、ジョブズの逸話が語り継がれていいくのかもしれません。
スティーブ・ジョブズは、良くも悪くもやはり只者ではないということですね。