マルコメみそと言えば、一般認知度の高さは言うまでもありませんが、その知名度アップに一役買ったCMと言えば、「マルコメ君」という坊主頭の男の子。
そんな、マルコメみそのWEB限定CMとして、1年前(2015年2月)に公開されていた作品が、2016年1月27日からテレビで放送されたことをキッカケに注目を集めています。
そのCMは、マルコメみその商品で「マルコメ 料亭の味 カップみそ汁」のPR用で、90秒というロングCMのため、WEB限定だったのではないかと思いますが、マルコメ君とは全く違うアプローチで、これませのマルコメのお味噌のCMとは思えない作り込みです。(失礼・・・)
見た瞬間、「え?ジブリ作品?」と思ってしまうようなアニメーション作品に仕上がっています。
「マルコメ 【WEB限定】料亭の味 たっぷりお徳 母と息子篇 短編ムービー」
ネット社会でテレビ離れが進むと言われる中、1年前にネット上で高い評価を得たWEB限定CMが、テレビに登場したことがキッカケで改めて大きな注目を集めるというのはなんとも面白い話とも言えますが、まだまだテレビの影響力がとてつもなく高いことを証明した格好です。
今回のマルコメみそ「料亭の味 たっぷりお徳 母と息子篇」のテレビ放送は期間限定で、あまり長くは放送されないとのことらしいです。
※WEBの方では引き続き公開は継続されるようです。
正直、テレビCMを鬱陶しいと思う人が少ない中、90秒というのは長いのですが、このクオリティなら、むしろ90秒じゃ足りないという声も聞こえてきそうです。
人は感情に突き動かされてモノを買う?
今回のマルコメのWEB限定CMが、このタイミングでテレビ放送も実地するのは、春が近いからに他なりません。
進学や就職で親元を離れていく学生・新社会人が新たなスタートを切る季節です。
そこにこんなCMを流された日には、親も子も(おじいちゃん・おばあちゃんも?)胸に去来するものがあるのは当然です。
ジブリを思わせるクオリティのアニメーションを制作するのも、視聴者の感情を突き動かすため。
やはり、人はモノを買う時って、最終的には感情に大きく左右されると言えます。
衝動買いはまさにそのまんまです・・・。
例外はあるとしても、多くの場合、商品やサービスを検討する際に、それらによって何が変るのか?どうなるのか?慎重に検討を重ねていくものですが、最後の最後は感情が動かなければ購入には至りません。
特に、悩み系などはそうです。
問題を抱えている場合、その問題が解決したときのイメージが自分の中で浮かび上がって気持ちが高揚するから、商品やサービスに手を伸ばします。
金額的な事以上に、その人の中にイメージが浮かび上がるだけの印象を提供できるかどうかは、とても大切なところです。
だから難しいのですが・・・。
感情を動かす為に気を引くための一歩として、キャッチコピーがありますが、例えば以下のような2つの文章だとどちらが気になるでしょうか?
①気になるあの子とのデートを実現するためのマル秘テクニック!
②あなたが◯◯するだけで1週間後に気になるあの子からデートに誘われる裏技テク!
あまりにも極端な例ですが(苦笑)
気になるのは2番目の方になるのではないでしょうか?
◯◯は気になるし、1週間という明確な数字があるし、自分からでなく相手からという裏技。
気になる女性がいるけどどうすべきか悩んでいる人の感情を動かせる可能性は、1番目より2番目の方が高いはずです。
抽象的な事と具体的な事のバランスを上手く取るのは難しものがありますが、キャッチコピーは人の感情を動かす最初の一歩になりますので(自分も未だに日々精進です・・・)
※上記の文例は、あくまで今回のために一例として用意したものです。実在するキャッチコピーではございません
YouTubeを活用しないのは勿体ない?
余談でしたが、今回ご紹介させて頂いたマルコメみそのアニメーションCMまでのクオリティは別としても、やはりビジュアルで訴えかけるという手法は、YouTubeによって一気にメディア制作の敷居を下げてくれたのは確かです。
今や、企業のみならず個人でも容易に動画配信が出来る時代です。
まだまだ多くの企業ではYouTubeの活用は行われていませんが、それはそれで勿体ないです。
YouTubeに動画を配信するのは基本無料で使えるのですから。
しかも◯◯というメリットもありますので・・・・・
弊社では、YouTube活用のお手伝いも対応可能となりますので、「今後、活用を検討したい」「YouTubeとはなんぞや?」「利用するメリットとは?」など、動画配信の第一歩を踏み出したいとお考えの際には、お気軽にご相談下さい。
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