Googleがウェブブラウザ上で使えるお絵描きツール『AutoDraw』を公開しました。
もちろん、無料で使用できるツールです。
※現時点では英語版となります。
この『AutoDraw』は、ユーザーがフリーハンドで描いた絵などを自動的にリライトして見た目が整った絵に置き換えることができるツールです。
ざっくりと仕組みをご紹介すると、『AutoDraw』を使えば、絵心がなくてもAIがデータベースと照合し、そこに描かれたものと一致すると思われる候補を表示してくれるというものです。
ここでも人工知能が重要な役割を担っています。
ただ、まだ公開されたばかりということもあり、候補となる絵のパターンが少ないようです。
そのため、ユーザーが意図する絵とは違った結果がでるのはご愛嬌かと・・・。
このあたりは、今後絵のパターンが追加されていくことで、ツールの精度も高まっていくのではないかと思われます。
実際に『AutoDraw』で試しに絵を描いてみました
絵心については全くないと自他ともに認める私が、実際に『AutoDraw』を使ってみました。
まず、画面の向かって左側にあるアイコンの上から2番面の鉛筆らしきものにキラキラがついているのが、フリーハンドで描いたものをリライトしてくれる「AutoDraw」モードになります。
その下の鉛筆アイコンは、リライトなしのフリーハンドモードとなります。
それでは、まず猫を描いてみます。
念のためもう一度だけ言います。
私は絵心は全くありません。。。
絵を描き始めると、すぐにAIが候補となる絵を次々と画面上部へと表示するようになっています。
絵を描き終えたら、その中から自分で候補を選択する仕組みとなっていますので、リライトとはいっても、自動的に絵が置きかわるということではないようです。(今後そうなるかも?)
ひとまず、こちらが猫を描いたという認識はしてくれたようです。(トラも候補にあります)
個人的には、自分の絵の方が好きかも(苦笑)
続いて、猫つながりで日本の国民的アニメキャラクターの「ドラ○もん」を描いてみました。
※こちらは自主規制とさせていただきます。
その結果・・・・・
トラを始め、その他の候補はカエルやネズミみたいのものやら、色々でていますが、まだまだ納得のいくような候補を出すのは難しいのがよくわかります・・・。
そもそも、アニメのキャラクターといったところは権利上の問題もあるので、そのままズバリが候補に表示されることはないと思われます。
ちなみに、Googleでは『AutoDraw』のイラストを描いてくれるアーティストを募集しているようです。(英語力必須)
まだまだこれからといった印象の『AutoDraw』ですが、今後が楽しみとも言える面白ツールなのは確かなようです。